呪いの酒

早めの夕食

業務も少ない。劇場の演目も退屈そうだ。
学院の廊下を歩きながら、今日一日をどう過ごすか思案する。

廊下の窓から差し込む午後の陽射しが、石の床を温めている。
埃の粒子が光の中で静かに舞い、遠くから演劇部門の歌声と足を踏み鳴らす響きが聞こえてくる。
でも、今日の私には、あまり心が動かない。


(金鮮亭は……避けた方がいいだろう)
最近、あの店でわたくしの聞き込みをしている者がいるらしい。
誰かに調査されている。面倒な予感しかしない。

喉の奥が、わずかに締め付けられる。監視されているという感覚。
慣れてはいる。けれど、快くはない。

(だったら錆びた剣亭にでも行くか)
冒険者の酒場なら、気楽に過ごせるはずだ。


学院を出る。
石畳の道に、靴音が規則的に響く。カツ、カツ、と。
人の店が軒を連ねる通り。夕暮れ前の陽射しが、街を柔らかく照らしている。

この音の反復が、妙に心地よい。

道行く人々の話し声、店先の呼び声、荷車の軋む音。街の喧騒がわたくしを包み込む。
魚を売る商人、値段を交渉する主婦、荷物を運ぶ少年、角で遊ぶ子供たち。
平和な日常。何も変わらない光景。


錆びた剣亭まで徒歩十分。ゆっくりと歩を進めながら、周囲を眺める。

(……こういう光景を見ていると、少し落ち着く)
誰も私を知らない。誰も私に期待していない。
ただの通行人として、この街を歩ける。仮面を少しだけ、緩められる。

先客

店が見えてきた。
錆びた剣の看板。年季の入った木造の建物。
いつも通りの——

視線が、店の前に留まる。

酒樽を積んだ馬車。御者台にうなだれる老人。
肩が落ち、背中が丸く、疲れ果てた様子で樽の前にじっと座り込んでいる。珍しい光景だ。

老人の足取りの重さ、うなだれた姿勢、樽を見つめる虚ろな視線。これらすべてが、商談の失敗を物語っているように見える。
商品が売れなかったのだろうか。それとも、何か別の問題があるのか。


扉を押し開く。
蝶番が軋む、慣れ親しんだ音色。

肉料理の匂いが鼻腔を満たす。焼けた脂の香ばしさ、ローズマリーらしき香草の鋭さ。その奥に、エールの酸味と樫樽が染み込ませた木の記憶が混じる。
暖炉の火が茜色の光を投げかけ、煤けた梁に影絵を躍らせている。
冒険者たちの笑い声、武勇譚を語る声、杯を打ち合わせる音が店内に満ちている。 空気が温かい。皮膚に触れる熱気。暖炉の火が頬を温める。


カウンターに向かう。いつもの席。隅の方。目立たない位置。

「おう、珍しいな」
ギルバートさんが顔を上げた。
大柄な体格。厚い腕。傷だらけの手。声は太く、でも優しい響きを持っている。
「今日は早い時間から」

「ええ、少し時間があったので」
カウンターに腰を下ろす。手袋を整える。

ギルバートさんがカップを差し出す。
冷たい水。喉を潤す。

店内を見渡す。客は20人ほど。
テーブル席に冒険者の一団。五人組、革鎧が多い、軽装備。おそらく探索系だろう。
カウンターには古株らしき数人。重厚な鎧、両手剣や斧。戦闘系。ベテランの雰囲気が漂っている。

「おい親父、他の店で聞いたぜ」
古株の客が声を上げた。
「呪いの酒だろ?」

(……呪い?)
耳が反応する。意識が研ぎ澄まされる。視線が、古株に吸い寄せられる。

「呪いの酒って何だ」
別の客が尋ねる。好奇心に満ちた声。若い、まだ経験が浅そうだ。

「いや、俺も詳しくは知らねえが」
古株が続ける。
「商人が持ち込んだ酒を飲んだ客が、次々倒れたって」

周囲の視線が古株に集まり、ざわめきの音量が上がっていく。
「呪い」という言葉が、人々の関心を引きつけているようだ。


扉が開いた。

入ってきたのは、さっきの老人、小さな樽を抱えている。
疲労が全身に染み込んでいるような足取り。肩が深く沈んでいる。

老人を精査する。
60代後半。深い皺。日焼けした肌。手は荒れているが、爪は整っている。
長年の商売人。真面目な人物だろう、と推測する。

「ギルバート、すまない」
老人がギルバートさんに頭を下げる。
「少しだけ場所を借りたい。どこも引き取ってくれないんだ」
声が震えている。疲労と、絶望、困り果てているのだろう。

ギルバートさんが腕を組む。
「……オズワルドの旦那じゃねえか。そこの隅に置いとけ」

「ありがとう」
オズワルドさんが樽を下ろす。
肩から力が抜け落ちる。そして、カウンターの端に座り込んだ。

「無料で飲んでいい酒として置いとくから。せめて……誰かに飲んでもらえたら」
オズワルドさんが小さく呟く。

その声に、諦めの色。でも、最後の希望も混じっている。
商品を無駄にしたくない。そういう思いなのだろう。

聴取

話を聞いてみるか。
椅子から立ち上がる。老人に近づく。
「その酒について、詳しく聞かせていただけますか?」

オズワルドさんが顔を上げた。
疲れた目でも、少し希望の光が宿ったように見える。瞳孔が、わずかに開く。
「あんたは……?」

「こちらさんは、学院の特別顧問だ」
ギルバートさんが紹介してくれる。
「呪いとか、そういうのが専門だ」

オズワルドさんの表情が変わった。眉が跳ね上がる。視線が鋭くなる。
「特別顧問……!」
縋るような視線。

身を乗り出す動作。両手を組み祈るような仕草。
この人は、本当に困っているのだろう。

「どうか、この酒を調べてください」
オズワルドさんが頭を下げる。
「呪いなんてものじゃない、でも誰も信じてくれないんです」

わたくしは静かに同意を示す。
「分かりました。詳しくお話を聞かせてください」

鑑定準備

「オズワルドと申します」
老人が改めて名乗る。
「雑貨商をしております。金属製品や、ドワーフの工芸品を扱っています」

私は頷きながら聞く。
ドワーフとの交易。長年の信頼がなければ続かない商売。あの石頭達と商売をするのは疲れる。
この人は、信頼できる商人なのだろう。

オズワルドさんの話し方を観察する。
丁寧な言葉遣い。落ち着いた声のトーン。
焦ってはいるが、嘘をついている様子はない。視線も逸らさず、真っ直ぐこちらを見ている。

「この酒は、先月の交易で」
オズワルドさんが樽を指す。
「ドワーフの長老が、友情の証として贈ってくれたものです」

「友情の証……」
樽に近づく。

樽の表面を見る。
木目が細かい。丁寧に作られている。継ぎ目も美しい。
職人の技術が感じられる。友情の証と考えれば妥当の品質だ。おそらく数十年単位の取引関係だろう。

「ええ。長老は『良い酒だ』『人間にも売れる』と言っていました」
オズワルドさんが続ける。
「でも、ドワーフ語で話していたので……詳しくは分からなかったんです」

言語の壁。よくある問題だ。
ドワーフは共通語を話せても、複雑な説明は母語を使う。翻訳による誤解を避けるためなのだろうが、そもそも通じてないのではどうしようもない。
……だからといって、この考えを曲げない。ドワーフの悪いところだ。

「それで、試しに別の酒場で振る舞ったんです。そしたら……客が次々倒れて」
オズワルドさんの声が沈む。

声のトーンが落ちる。肩も、さらに下がる。

「倒れた?死んだわけではないですね?」
「ええ、みんな気を失っただけです。でも、それから『呪いの酒』って噂が広まって……」
オズワルドさんが顎を引く。

「どこも買い取ってくれない、と」
状況を整理する。
「でも、捨てることもできない」

友人からの贈り物、売れると思っていた。でも、客が倒れた。噂が広まった。
これは、商人としても、友人としても、辛い立場だろう。

「そうなんです!」
オズワルドさんが顔を上げる。
「友人が好意で贈ってくれたものを、捨てるなんて……」

目に、涙が滲みかけている。流れてはいない。
でも、感情が溢れそうになっているのが分かる。

鑑定

「分かりました。まず、確認させてください」

わたくしは樽に手を伸ばす。冷たい木の感触。滑らかな表面。丁寧に磨かれている。
指先に伝わる、木の温度。

瞼を閉じる。魔法の気配を感じ取る。

(……呪いの気配はない)
魔法的な悪意も、呪術的な痕跡も。何も感じない。

ただの木樽。ただの酒。
でも、「ただの酒」にしては、何か引っかかる。
この感覚は……何だろう。悪意ではない。でも、普通でもない気がする。

瞼を開ける。樽の側面を見る。
そこに——銘文。

(これは……)
私は視線を固定する。
ドワーフ語しか話せない職人が書いたであろう共通語。綴りが、ひどい。

音を頼りに書いている。文法も、綴りも、完全に無視されている。
でも、その程度であれば読める。

『魂の鍛冶師の栄光のために』

(神への奉納品……?)
興味が、さらに深まる。でも、確証はまだない。もう少し情報が必要だ。

「呪いの気配は感じません。魔法的な悪意もありません」
私はオズワルドさんに告げる。

オズワルドさんの表情が、わずかに明るくなる。でも、すぐに困惑の色に戻る。
「では、なぜ……」


その時——

「呪いじゃないなら、俺が飲んで証明してやる!」
カウンターの端から声が上がった。

振り向く。
若い冒険者、20代前半。顔つきは真面目。でも、経験不足が見て取れる。
新品に近いレザーアーマー。武器も手入れされているが、使い込まれた感じはない。
新人だ。おそらく冒険者になって一年未満だろう。

「商人の困りごとを放っておけないだろ。俺が飲んで、安全だって証明する!」俺が飲んで、安全だって証明する!」
新人が椅子から立ち上がる。

声は勇ましい——でも、判断が軽率。善意は本物だろう。でも、考えが浅い。
勇気は認める。でも、軽率だ。
こういう冒険者は、ダンジョンで真っ先に罠にかかる。
「呪いじゃない」と言っただけで、「安全」とは言っていない。

古株たちが苦笑している。
「また新人が……」
呆れた声でも、嫌っているわけではない。むしろ、微笑ましく見ているようだ。

「念のため、私も確認させていただきます」
手袋を整える。

(毒味を兼ねて……いや、正直に言えば、飲みたい)
それに、あの銘文。ドワーフの祭礼酒とみていいだろう。
これは、ただの酒ではない。


「ギルバートさん、カップを2つ」
「おう」
ギルバートさんがカップを用意してくれる。

オズワルドさんが樽の栓を開ける。
プシュッ、空気が抜ける音。

香りが漂う。
アルコール。でも、それだけじゃない。
香草の香り。スパイスの香り。複雑な。多層的な。

オズワルドさんがカップに注ぐ。
透明な液体。でも、粘度がある。光に透かすと、わずかに琥珀色。

新人が豪快にカップを掴む。
「じゃあ、いただきます!」

わたくしもカップを手に取る。

まず、香りを確かめる。
鼻腔に、複雑な香りが広がる。
アルコールの刺激。その奥に、甘い香草。さらに奥に、苦みのある香り。
これは、かなり手の込んだ製法だ。

舌による鑑定

新人が一気に飲み干した。

「っ……!」
一瞬、顔を歪める。でも、すぐに笑顔。

「うまい! こんないい酒が呪いだなんて」
カップを置き、胸を張る。勝ち誇った表情。

一口含む。
舌に広がる熱、喉を焼く感覚。
強烈なアルコール度数。
その強さの奥に、香草の風味が層を成している。この甘味はアニスか。スモーキな気品ある樽香に、締まりのある苦み。ジューシーな余韻も心地よい。

舌が干上がるような感覚、火をつけられる度数は超えているに違いない。
なのに、香草の風味が、強さを包み込んでいる。飲みやすい。
危険だ。

強さに気づかず、飲み続けてしまう。蒸留の技術と、香草配合の技術。そのどちらも一流。

ゆっくりと飲み下す。淡々と、カップを傾ける。
喉を、熱が滑り落ちる。胃に、温かさが広がる。
心地よい。

「おかわり!これくらい、余裕だぜ」
新人が調子に乗っている。


オズワルドさんが2杯目を注ぐ。
新人はまた一気飲み。
私は、ゆっくりと味わう。舌で風味を確かめる。
香草の種類を推測する。舌で風味を確かめる。
アニスは確定でいい、この甘さを読み違えることはない。あとはカルダモンだろうか。
もう一つ……苦よもぎか。氷河地方のドワーフの職人が好む香草たち。おそらくこの組み合わせだろう。
ドワーフの酒は大味なものばかりと思い込んでいた。これほど繊細な味付けができるとは。

「ギルバートさん、燻製肉をいただけますか。これには、塩気のある肉が合いそうです」
「おう、すぐ持ってくる」
ギルバートさんが奥に引っ込む。

新人は3杯目。私も3杯目。
でも、私は半分も飲んでいない。ゆっくりと、味わいながら。
こういう出会いがある。これだから冒険者酒場に通うのはやめられない。

燻製肉が運ばれてくる。表面が、わずかに光っている。
一切れ口に含む。
酒の甘みと、肉の塩気、絶妙なバランス。香草の香りが、肉の脂を引き立てる。

これは、良い組み合わせだ。
酒の強さが、肉の塩気で和らぐ。肉の旨味が、酒の風味で引き出される。
……原産のドワーフ砦では、どのような燻製肉なのだろうか。きっと、この酒に合う……食べてみたい。


新人の顔色が変わり始めた。
「あれ……なんか……」
足元がふらつく。テーブルに手をつく。
「お、おかしいな……」
顔が真っ赤になっている。焦点が定まらない。呼吸も荒くなっている。

私は涼しい顔で、おつまみを味わっている。
カップを傾けながら。もう少し、飲めそう、いや、飲みたい。

頬が少し熱い。でも、意識ははっきりしている。

古株たちがざわつき始めた。
「おい、新人……」
「まさか、もう……」
心配そうな声。でも、止めはしない。

5杯目のカップに、新人の震える手が寄っていく。
カップを掴む。持ち上げる。
液体が、わずかに揺れる。
一口

ドサッ。

テーブルに突っ伏した。
「こんな……はずでは……俺は……」

静寂。
店内が一瞬静まり返った。誰もが、新人を見ている。

「誰か、この子を奥の部屋に運んでやってくれ」
ギルバートさんが声をかける。

古株の1人が椅子から立ち上がる。新人を肩に担ぐ。
「ほら、行くぞ」
呆れた声。でも、優しい。


奥の部屋に運ばれていく新人。
店内に、再びざわめきが戻る。笑い声、冗談を言う声。日常が、戻ってくる。


私はカップを傾ける。さらに杯を重ねる。これは……良い酒だ。
強い。でも、丁寧に作られている。職人の技術が感じられる。
胃に、温かさが広がる。心地よい酩酊感。
でも、制御は失わない。このバランスが、気持ちいい。

「葡萄酒の鑑定士」

静かに杯を重ねる。
周囲の視線は感じている。好奇の目、驚きの目。でも、敵意はない。ただ、興味。
放っておけばいい。
美味しい酒がある、それに比べれば小さなこと。

おつまみを一切れ。酒を一口。
この繰り返し。

燻製肉の塩気。酒の甘み。口の中で、風味が混ざり合う。
肉の脂が、酒で洗い流される。
また一切れ。
また一口。

頬が少し熱い。でも、意識ははっきりしている。
視界も、問題ない。思考も、鈍っていない。


古株の1人が、ハッとした表情を見せた。
「まさか……」

「どうした?」
隣の古株が尋ねる——興味深そうに。

「いや……あの『葡萄酒の鑑定士』じゃないかと思って」
古株が私を指す。
「ドワーフの酒場で飲み比べに勝った、小柄なエルフ……」

(……!)
胸腔の奥に、冷たい塊が沈む——恥ずかしさ。
その異名を知る人が、こちらまで来ていたのか。

「ああ、聞いたことがある!かなり昔、伝説になったって話だろ」
「1日で4つの酒場を梯子して、全部勝ったとか。ドワーフたちが、最後には拍手喝采だったって」

手袋を整える。視線を逸らす。おつまみに集中する。
話題を変えてほしい。顔を隠したいが、それをすれば噂話に肯定したのと同じだ。

「そういや、先生が酒に強いとは思っていたが……。まさかここまでとはな」
ギルバートさんが腕を組む。

最後の一口を飲み干す。
深呼吸。姿勢を正し、手袋を整える。

「ごちそうさまでした。とても良い酒でした」
オズワルドさんに微笑む。

私は椅子から立ち上がる。樽に近づく。
「……さて、そろそろ説明しましょうか」
足元は、しっかりしている。ふらつきはない。

鑑定結果

「少し、樽を確認させてください」
私は樽に手を伸ばすし、側面の銘文を指でなぞる。

「この文字、読めますか?」
オズワルドさんに尋ねる。

「いえ……ドワーフ語は分からないので」
オズワルドさんが首を横に振る。

「これは共通語です。ただ、ドワーフ語しか話せない職人が、音を頼りに書いたもの」
私は微笑む。

「共通語……!」
オズワルドさんが驚く——視線が見開かれる。

「意図した文章は『魂の鍛冶師の栄光のために』」
私は続ける。
「ドワーフの信仰では、最高の技術で作られたものを神に捧げます。醸造も鍛冶も、ドワーフにとっては『技術』なんです」

オズワルドさんが呼吸を止める。
「では、この酒は……」
「祭礼酒です。呪いでも毒でもありません」

すべての証拠が、これを示している。
銘文、製法、香草の選択。すべてが、祭礼酒の特徴だ。

「では、なぜ客が倒れたんです?」
「強さです」
私はカップを手に取る。
「これは、何度も蒸留を重ねた火酒。通常の蒸留酒の3倍以上の強さです。水で割らずに飲めば、戦士でも倒れる」

「添加されている香草が、その強さを包み込んでいる。強さに気づかず、飲み続けてしまう」
私は続ける。
「蒸留を何度も繰り返して、この強さに到達した。その強さを、香草で整えて飲みやすくする」

「二重の職人技。技術の結晶です」

オズワルドさんが樽を見つめる。その視線が潤む。
「友よ……」
声が、震えている。

「これほどの品を川に捨てたら……神も、職人たちも黙っていないでしょうね」
私は微笑む。

「ですが、どうすれば……」
縋るような視線。解決策を求めている。

「通常より小さな瓶で小分けにして販売してみては?小瓶とかに分けて……『ドワーフの秘蔵酒』とでも銘打てば、富裕層に需要があるかと」
「それだ!」
オズワルドさんが椅子から立ち上がる。

私は軽く会釈する。
「お役に立てて何よりです」