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「#ゲームセンターをCOVID-19から取り戻す」に、1ヴィランとして思うこと

お問い合わせフォームで話題を頂いたので、話していきましょう。
なかなか面白い話題ですので。

概略を説明すると…
とあるアーケードゲーマーがクラウドファンディングを開始
内容は「経営危機に面したゲームセンターを救う」といったもの。
……なのですが、色々とツメが甘くて炎上。
といったもの。

今回は、私が一時期「金の使い道がないからクラファンで出資しまくるか~」と出資側であった経験をもとに
私が感じた良い点と悪い点を話していきましょう。

私なら出資しないですね

結論を先に言っておきます。
私ならスルーする企画ですね。
企画倒れして、半年後に活動報告で「血縁者に不幸事が」ってきそうです。

目標設定が曖昧なクラウドファンディングは倒れます。
私の直感が、企画倒れ系だとビンビン言ってくるので、私は投資しません。

文章から理系のマジメな男性という印象はあるので、持ち逃げはしないでしょうが…
企画が甘すぎるので、なにかと騒動の起きるでしょう。
こういった企画は、謝罪の活動報告がけっこう出てきてしまうので、私はスルーします。

と、色々考えて、まぁスルー対象ですね。

私から見たマズい点

企画が甘い

連呼していますが、企画が甘い
企画のゴールがない。
この企画は何を以てゴール、つまり目標が達成されたことになるのでしょうか。

ここについては後ほど、じっくりと詰めてお話します。

非論理的な繋がり

新型コロナウイルスとの戦いが長期化する中、仮に営業再開ができたとしても新たな感染への懸念から、すぐにはゲームセンターに人は戻ってこないと考えます。
ゲームセンターに多くの人が訪れてもらうには、ゲームセンターに人が集まってもらえるようなイベントの開催しかないと考えました。
ゲーマーは、基本的にゲームをプレイする事でしか、ゲームセンターを助ける術を持ちません。
そこで、日頃、動画配信サイトでゲーム動画配信を行なっている有名ゲーマーやゲーム大会上位者のプレイを目の前で観戦したり、対戦したり、ペアを組んで共闘することが出来る参加者の体験型イベントをゲームセンターで開催します。
さらに、イベントの様子は録画・編集し、動画配信することで、ゲームセンターの楽しさを多くの人に共有してもらいます。

この文章、私も共感できるいいことも話しています
ですが、さすがにズレているので言及しておきます。

私たちが出来る貢献は、ゲームを遊ぶことのみ。これはその通りです。
お金をゲームセンターに落とす方法はそれしかないですからね。

営業再開できたとしても、すぐには人が戻ってこない、は合っています。
感染リスクを考えれば、人が集まる場所は避けますから。
……現在進行形でゲームセンターはガラガラですし。

問題はこの解決策。


「ゲームセンターに人が集まるようなイベントの開催」

なぜゲームセンターに来ないのか、それは感染が怖いから、つまり他人との接触を恐れているわけです。
イベントを起こしたところで、長時間多くの人と接触することに抵抗が薄い人しか集まりません。
そして、抵抗の薄い人は既にゲームセンターに戻ってきている、と思いますよ?

仮にこれが新規顧客の開拓であれば、初心者向けの体験イベントになります。
ゲームのライブ配信は、そのタイトルへ関心のあるユーザーしか見ません。
特に、この方はそのテクニックにファンが集まっているのですから、ゲームをやりこんでいる人しか見ません。
新規顧客向けであれば「分かりやすさ」や「簡単に得られる達成感」を主軸にするため、不適です。
圧倒的なトークスキルがあれば別ですが。


有名ゲーマーやゲーム大会上位者のプレイを目の前で観戦

堂々とベガ立ちできるのは楽しそうでいいですね。

ベガ立ちとは、アーケードゲームを後ろで観戦することです
後ろから画面を覗き見てる人……あの人たちがベガ立ち勢です

ストリートファイターのキャラクター、ベガのように、腕を組んで見ている人が多いことから付いた俗称です

ですが……ベガ立ちの人たちからはお金が発生しませんよね……。
「ゲーマーは、基本的にゲームをプレイする事でしか、ゲームセンターを助ける術を持ちません。」といいことを言った後なのに、矛盾してしまいます。


動画配信でゲームセンターの楽しさを共有

どのように?

「ゲーム」ではなく「ゲームセンター」の魅力をどう表現するか。
その動画をどのように多くの人に発信し、エンゲージメントを獲得するのか。
この表現方法や発信方法が重要なのに、そこに一切触れていない。

ここはデモ映像や、簡単な広報手段の開示は欲しいです。
ここは隠すべきではありません。技術をマネされたら~論は却下します。
隠されていては実力は分かりません、分からないものは持っていない実力として考えます。
残酷に聞こえるかもしれませんが、それが当然です。

明確なゴールがない

荒唐無稽や野望はヴィランの特権、否定するつもりはありません。
が、この企画では「最初に行う具体的なイベント」がありません。

デキレース、身内固めと言われてもいいですから、
仲のいい店舗さんでの実施日時とタイムスケジュールぐらいは出してもらわないと、1つ目の目標ぐらいは突破できないと、とてもじゃないですが、投資したくはありません

複数回実施するなら尚更です。
実績のない赤の他人に、店舗開催のイベントを任せられますか?
そこで問題が起きたら店舗側の責任になります。
そんな危ない橋を渡ってくれる店舗、そうそうないと思いますよ。

中規模企画でAll-inを採用

All-inは1人でも企画の賛同者がいれば、強制的に達成となります。
基本的に小規模な企画、個人のアプリ開発等、リソースの小さな増強であればアリですが、
まず信用しないですね。

All-inの問題は、仮に1000円しか集まらなかった場合でも、目標金額(今回は150万)と同等のクオリティのものを仕上げてくる必要があります。
既に資金が集まってはいるが、もう少しこだわりたい……という場合以外はオススメできない手法ですね。

私から見たいい点

支援コースはクラウドファンディング準拠

料金設定とその内容は、クラウドファンディングではよくある価格帯です。
よくある設定域ですね。

1000円でテンクスメール、5000円でクレジット記名
10000円でイベントの役者側に、いいと思いますよ。

料金設定としては適正です。

ゲームセンターを救おうという心意義

その内容はさておき、ゲームセンターを含め、多くの業界がかなり苦しんでいます。
その中で、自分にできることはないか、考えて実行に移した。
その心意義は買います。

私から見ると、気持ちが空回りしてしまっている感は否めないですが、
挑戦は評価しますよ。
ヴィランは挑戦する人を応援します。


アレコレ言いましたが応援したいですね。
失敗は挑戦したからこそ。
自分の愛する場所を守りたいという思い、それを尊重しないなんてできません。

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