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混沌中庸によるアライメント・テストの日本語訳&プチ改良版

大昔のプログラムを、今でも動くものに書き換えました。
プログラムが動作してるか確認した上で、回答を始めてください。

下記ボタンをクリックして「動作中です」と出てきたら使えます

ダメな時はブラウザ変えるか、通信回線がいい場所で……とよくある言い逃れをしておきますね。





はじめに

人々は、大地に生える木々のように時と共に成長し、環境によって様々な姿形に成長していきます。
初めはか弱い芽として地上に現れ、日々の陽光と雨露を浴びて徐々にその姿を大樹へと変えていくのです。
時には荒風にさらされ、枝を失うこともあるでしょう。
しかし、それもまた成長の一部なのです。

冒険者も数々の試練を経て、その性質を変化させていきます。
魔物との戦いは勇気を磨き上げ、ダンジョンの深部で見た同胞の犠牲は慈悲の心を育み、そして仲間との絆は信頼の念を深めていくのです。
時には、かつての自分では想像もできなかった選択を行うこともあるでしょう。
これこそが、レベルアップという神秘なのです。

話が長くナリそうだネ
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パラディンの例:いい人の根源

例えば、パラディンの道を選ぶ者は「秩序善」の性質を持つと言われます。
単純に「パラディンだからいい人」という理解では不十分です。

パラディンは自らが信じる神や理念に対して絶対的な忠誠を誓います。
彼らの行動は常に信仰に基づいており、神の教えに背くことはありません。
そして、神から与えられた力を、悪を倒し、弱き者を守るために使うべきだと考えています。
彼らは常に正々堂々と戦い、卑怯な手段を嫌います。
これらの要素が複雑に絡み合い、パラディンの行動を決定しています。

具体的に考えてみましょう、
パラディンが悪を討伐するとき、それは単なる暴力ではありません。
それは、神の意志を代行し、世界に秩序と平和をもたらすための神聖な行為なのです。

また、パラディンが弱き者を守るとき、それは同情ではありません。
それは、神の慈悲を体現し、困窮する者に救いの手を差し伸べるという、彼らの使命感の表れなのです。

このように、パラディンの行動は常に彼らの内面に根ざした深い信念によって動機づけられています。

パラディンは単なる「いい人」ではなく、
神聖な使命を背負い、自らの信念に従って生きる、高潔な魂の持ち主と言えるでしょう。

ローグの例:技能をどう使うのか

もう一つの例として、とあるローグについて話しましょう。

ローグは、そのトリッキーな戦い方と、予測不能な行動から「混沌」の性質を持つと考えられています。
しかし、それは一面的な見方に過ぎません。

確かに、ローグの中には、盗みや詐欺、暗殺といった裏社会の仕事に手を染める者もいます。
彼らは、法や秩序に縛られることを嫌い、自由気ままに生きることを好むでしょう。

しかし、全てのローグがそうではありません。

例えば、都市警備隊で働くローグもいます。
彼はその優れた技能を都市の治安維持のために役立てています。
彼は犯罪者の発見や、暗殺者の仕掛けた罠の発見など、重要な役割を果たします。
また、都市の警備体制の脆弱な部分を把握し、改善策を提案することもあります。
時には、山賊のアジトに潜入し、衛兵を陥れる罠を無力化させ、仲間の突入を支援することもあるでしょう。
このローグは、法と秩序を重んじ、社会に貢献することに誇りを持っています。

彼の行動の背景には、様々な要因が考えられます。
過去の経験から、法の大切さを痛感したのかもしれません。
あるいは、社会に貢献することで、自身の存在意義を見出そうとしているのかもしれません。

また、彼が目指す未来像も、その行動に影響を与えているでしょう。
もしかしたら、かつて盗賊であったローグが、過去の罪を償うために、都市警備隊に入ったのかもしれません。

このように、ローグだから混沌であり犯罪者、と一概に説明できません。
選択は、個人の価値観、生い立ち、そして目指す未来像が複雑に絡み合って決まるのです。

ウィザードの例:行動の先にある目的

ウィザードは、高度な魔法の知識と技術を操る魔法の専門家です。
彼らは、長年の研究と訓練によって、世界の法則を解き明かし、それを魔法という形で現実世界に干渉させます。

多くの人は、ウィザードを「知的好奇心の塊」や「魔法オタク」と捉えがちです。
確かに、彼らは常に新しい知識を求め、魔法の研究に没頭しています。
しかし、ウィザードの行動は、単なる好奇心や知識欲だけでは説明できません。

例えば、あるウィザードは、古代の魔法文明の遺跡を調査しています。
彼が遺跡に足を踏み入れるのは、失われた魔法の知識を現代に蘇らせ、人々の生活を豊かにするためかもしれません。

また、別のウィザードは、危険な魔法生物の研究に没頭しています。
彼が魔法生物の生態を解明しようとするのは、その知識を人々の安全を守るために役立てようとしているのかもしれません。

さらに、あるウィザードは、世界の根源的な謎を解き明かそうと、深淵なる魔法の研究に挑んでいます。
彼が禁忌とされる魔法に手を染めるのは、世界の真理を追い求め、人類の知識の可能性を広げようとしているのかもしれません。

このように、ウィザードの行動は、一見すると理解しがたいものかもしれません。
しかし、彼らの行動の背景には、常に深い思考と目的が存在します。
彼らは、単なる知識の探求者ではなく、自らの知識と魔法を、世界と人々のために役立てようと模索しているのです。

ウィザードの行動は、彼らの内面に根ざした深い探求心と、世界に対する責任感によって動機づけられています。
彼らは、魔法という力を使って、自らの理想とする世界を創造しようとしているのです。

コイツ、ずっと喋ってル…
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テストを受ける時の注意点

前置きが長くなりすぎましたね……。
このアライメントでは、以下の4点が特に重視されています。
ここがあやふやだと結果がブレるでしょう。

行動の背後にある信念や価値観

人の行動は、しばしば表面的な部分だけで判断されてしまいます。
しかし、真の理解のためには、その行動の背後にある信念や価値観に目を向ける必要があります。

例えば、盗みという行為一つをとっても、その動機は様々です。
飢えをしのぐため、あるいは生活のためにやむを得ず、罪悪感を抱きながら盗みを働いたのかもしれません。
あるいは、富める者への復讐として、盗みを繰り返しているのかもしれません。

また、スパイ活動に従事する者がいたとしましょう。
祖国のためにスパイとして暗躍している者もいるでしょう。
あるいは金銭のために情報を盗んでいるのかもしれません。
世界の均衡を保つために二重スパイや三重スパイとなっている人物もいるでしょう。

このように、同じ行動でも、その背後にある動機や信念によって、意味合いは大きく異なります。
行動の奥に隠された、その人の信念や価値観を丁寧に観察することが不可欠です。

所属するギルドや組織からの影響

人は、所属するギルドや組織からの影響を強く受けます。
ギルドは、メンバーに共通の価値観や行動規範を守らせるでしょう。

例えば、盗賊ギルドに所属する者は、盗みの技術だけでなく、盗賊としての心得や倫理観を学ぶでしょう。
聖騎士団に所属する者は、騎士道精神や信仰心、そして弱き者を守るという使命感を共有します。
所属するギルドや組織は、その人の価値観を形成する上で、大きな影響力を持つ要因の一つなのです。

個人の過去の経験や将来の展望

人の価値観は、過去の経験や将来の展望によっても大きく左右されます。

過去に経験した成功や失敗、出会いや別れは、その人の価値観や信念を形成する上で重要な役割を果たします。

例えば、幼少期に貧困を経験した者は、富や権力に対する執着心が強いかもしれません。
あるいは、過去のトラウマから、特定の行動パターンを繰り返すかもしれません。

また、将来の展望も、その人の行動を大きく左右します。
例えば、世界を救うという大義を抱く者は、危険を顧みずに困難な道を選ぶかもしれません。
あるいは、家族を守るという使命感を持つ者は、安定した生活を求めるかもしれません。

過去の経験と未来への希望、それらが複雑に絡み合い、魂の形を形作っているのです。

神々との関係性や信仰心の深さ

神々は人々の生活とその運命に大きな影響を与えます。
神々との関係性や信仰心の深さは、その人の魂の形を理解する上で重要な要素となります。

例えば、信仰心のあつい者は、神の教えに従い、善行を積むことを重視するでしょう。
あるいは、神の力を借りて、悪と戦うことを使命とするかもしれません。
反対に、神との関係が希薄な者は、自らの力や知識を信じ、独自の道を切り開こうとするかもしれません。

神々との関係性は、その人の価値観や行動規範に大きな影響を与えるのです。

アライメントの変化について

アライメントは、決して固定されたものではありません。
クラスレベルが5上がる度にアライメントテストを再度受けることが推奨されています。
これはレベルが5上がる間に様々な経験を積み、価値観が変化していたことが往々にして起きているからです。
つまり、アライメントが変わっていてもおかしくないから、定期的にアライメントテストを再度行うべきだと考えられています。

変化を恐れる必要はありません。
最も恐れるべきは、変化を恐れ、自分の可能性を否定し、自らの成長を遅らせてしまうことです。

そして、定期的なアライメントの再検査には、もう一つの重要な意味が込められています。
それは、冒険者が自らの変化を認識し、受け入れる機会を得ることです。

かつて邪悪な敵と見なしていた対象に慈悲を見出したり、以前は躊躇していた戦いに毅然と立ち向かえるようになったり―――そうした変化は、時として冒険者自身も気付かないほど微細なものです。

テストの結果を過去のものと比べることで、自身の魂がどのように成長し、どのような方向に向かっているのかを知ることができます。
それは丁度、魔法の鏡に映る自身の姿を、定期的に確認するようなものです。

現在のアライメントを知ることで、今後どのような試練を求めるべきか、どのような仲間と出会うべきか、その道標となるでしょう。
また、この定期的なテストは、単なる自己理解以上の価値があります。
それは、未来への指針を示すものでもあるのです。

診断

設問は全36問。
4択1答。答えがどれも微妙な場合はスルーしても大丈夫です。
ただし、12問以上無回答だとエラーを吐きます。



ギルドの掟を厳守しますか?





ギルドのために寄付や時間をかけますか?





ギルドメンバーの中に、あなたを嫌ったり避けたりする人はいますか?





ギルド長を尊敬できる?





あなたはギルド長に推薦されました。この推薦を受けますか?





あなたはクエスト中に重症を負った。ギルドからの救援を待つ?





クエスト中、依頼書の内容に比べて難易度が高すぎることに気づいた。このまま継続する?





家族が難病を患った。看病のために君は将来有望な職場を辞めるか?





親戚があなたの行動に不満を漏らしているようです。





嫌いな人と政略結婚することになった。どうする?





あなたは「運命の人との運命の出会い」についてどう思う?





友人関係は?





昔の友人と連絡は取っていますか?





友人を裏切ったことはあるか?





仲間を裏切ることで仕事で昇級できる。裏切るか?





あなたは報酬を積まれるなら、自国の王を暗殺できる?





あなたは今まで、地元のギルドから追放されていた。ギルドの一員が死の間際、君に会いたいと連絡してきた。どうする?





あなたは幻術士だ。石ころを金塊に見せかける魔法をマスターした。あなたは商人を騙し、金稼ぎをする?





あなたは牢屋に捕らえられている。手元には毒ナイフがある。脱獄のために看守に「一休み」してもらうか?





あなたは敵国から「我らのスパイになれば、高い地位と権力、膨大な金銭を保証しよう」と提案された。スパイになる?





あなたは罪を犯してしまった。どうする?





有罪判決が下った。罪を全て告白しますか?





あなたは納得いかない罪で多額の罰金を科せられました。不当だと訴えますか?





旅行中に犯罪を目撃した。あなたは裁判所で証言するよう依頼された。裁判の日まで待てば、旅行計画はメチャクチャになる。どうする?





あなたの街は敵国の侵攻を受けて、大きな被害を受けています。どうする?





あなたの国は食糧難で誰もが飢えています。あなたはどうしますか?





あなたは領主の地位と国の法律を尊重しますか?





あなたの国は疫病が流行っている。どうする?





ある貴族は農民に恐怖政治を敷いている。あなたは、この貴族の行いをどう考えますか?





あなたは裁判所の判決を信用していますか?





裁判官は「あなたの友人についてウソの証言してほしい。報酬ははずむ」と相談してきた。どうする?





旅行中に物乞いに会った。あなたはどうする?





あなたはひょんなことから大金持ちになりました。お金をなにに使う?





友人にお金を貸す時、返すよう話しておきますか?





仕事が2つある。1つはキツい短期バイトだが大金が手に入る。もう1つは、長期雇用でそこまでキツくないがそれなりの給料。どちらを選ぶ?





金持ちになる最善の方法とは?





さいごに

元ネタについて話しておくと、D&Dの3.5相応の基準をベースにしています。
異世界転生モノで言うなら、ユニークジョブやレアスキルが存在しない、硬派な世界観になります。

と言いながら元の指標は、アメリカ文化圏の価値観がベースなので、私がけっこう独断で作り替えてます。
なのでミセリコルデ式。ファンの作ったものとしてください。

魔法アイテム鑑定と解呪が得意な野良エルフ。
解呪は呪われた品からモンスター由来まで、特殊なケースにも対応可。石化は専門外。

値段は酒場の店主のご機嫌次第、支払いも店主に。髭をうまく褒めたら安くなるかも。
過去のケースだと、呪われた鎧を脱がした時は私の1週間分の食事代。指輪なら3日分。
悪寒の呪いはエール瓶1ダース。「とても賢い生物」からの高度な呪いは、酒樽5つのキープ。